第2の心臓
ふくらはぎは『第2の心臓』といわれていますが、それはなぜか?
心臓から送り出された血液はカラダ中を巡り、また心臓に送り返されていきます。それは心臓がポンプの役割を果たしているから。
心臓から送り出された血液はカラダ中を巡り、また心臓に送り返されていきます。それは心臓がポンプの役割を果たしているから。
しかし、重力の影響で血液が下半身に集まりがちのため、それだけでは心臓に多大な負担をかけてしまいます。そこでふくらはぎの登場です。ふくらはぎの筋肉を収縮させることによって、血管のポンプの働きとなり、心臓に血液を送り返す手助けをしてくれるのです。その筋肉の動きから『ミルキングアクション(牛の乳搾り)』とも呼ばれています。
したがって、ふくらはぎの筋肉が機能していないと心臓の負担が大きくなってしまいます。ましてや、ドロドロ血の場合や血管が細くなってしまっている場合は、更に心臓に負担をかける事になるのです。
心臓の負担を減らすためにも日頃から運動を心がけていきましょう。
全く運動をしていない人は、足首を曲げ伸ばしする事から始めましょう。
逆に運動を沢山している方はふくらはぎの疲労にも注意。
疲労していても血液の流れは滞ってしまいます。マッサージやストレッチで疲労回復し、スムーズに筋肉が働いてくれる環境を作りましょう。
ストレッチは階段など、段の上に足先を乗せて踵を落としていきます。心地よい程度に伸ばしてみてください。
ふくらはぎをチェックしてみよう
- 肌の状態
ふくらはぎを鍛えることで血流が促進され、冷え症やむくみの改善につながります。さらに老廃物が溜まりにくくなったり、疲れやだるさ、肩コリが軽減されるなどあります。 - 運動能力のアップ
ジャンプする、走る、歩くなどの能力が高まります。長時間の歩行が可能になり、転倒防止になもなります。
ふくらはぎを鍛えるメリット
- ふくらはぎの肌の状態
ふくらはぎ全体を手のひら全体でなでさするように触れてみてください。
触れてみた時に一定の張りとしっとり感、温かさが感じられるようなら、健康な状態と言えるでしょう。
カサカサに乾燥していたり、ブヨブヨした感じや冷えていたりするのは、ふくらはぎの循環がスムーズでない証拠です。 - ふくらはぎの太さと感触
筋肉の存在がしっかり感じられるのが健康的なふくらはぎです。
ボテッと全体的に太く、重たい印象のふくらはぎは、余分な水分が多くて浮腫んでいるか、脂肪やセルライトが多すぎる可能性があります。
足首は、腱と骨で構成されている部分になるので、太いのは余分な水分や皮下脂肪などがたまっている証拠です。 - ふくらはぎの痛み
血流不足やむくみなどがあるふくらはぎは、たいていの場合、痛みがあります。
ふくらはぎのおすすめトレーニング「カーフレイズ」
- 足を肩幅に広げて立つ
- 背筋を伸ばしてつま先立ちをする
- かかとをなるべく高く浮かせてから、ゆっくり元に戻す
- かかとを床スレスレまで下ろし、再び上げる
バランスがとりにくい人は壁に手をついても大丈夫です。