お米の力って?
そんなお米も、今や「炭水化物は太る」と敬遠されがちです。
しかし、それは大きな間違い!お米こそダイエットの鍵を握っているのです。
昔の人の食事はお米が大半を占めていたにも関わらず、今現在の日本人のように肥満傾向ではありませんでした。肥満の人口が増えてしまったのは、食の欧米化で増えてしまった高脂肪高タンパクな食生活によるもの。
お米の栄養はあまり知られていませんが、実は非常に栄養バランスが良く、主成分である炭水化物以外にもタンパク質、ビタミン、ミネラルを多く含みます。全ての栄養が摂れる、まさにマルチ食材なのです。
ではここで、炭水化物でみなさんはお米以外に何を思い浮かべますか?
ずばり、パンや麺類などの小麦類ですよね。しかし、同じ炭水化物でも全然内容が違います! お米と小麦、同量でのカロリーは同じですが、実は、血糖値の度合いを示す指標となるGI値というのが全然違っていて、小麦は血糖値を急上昇急降下させる高GIであり、反対にお米は、緩やかに上がって緩やかに下がるため、腹持ちはお米の方が断然良いといえます。
上昇スピードと下降スピードは等しいため、パンのような小麦を食べた後はGI値が一気に下がってしまうため、何も食べない飢餓状態を続けると、次に何かを食べた時、身体が必要以上にその栄養を吸収しようとするため、太りやすい体になってしまいます。
小腹がすいた時、コンビニなどで、手軽に食べられるパンを選んでしまいがちですが、どうしても空腹を感じてしまう時は、おにぎりなどのお米をお腹に入れましょう。
すると血糖値は緩やかに上がると同時に下がるのも緩やかになるため、 長時間維持され、血糖値の急降下によるひどい空腹にも防げます。
パンかお米、迷った時は必ずお米を選びましょう。
また、お米は血糖値を安定させる役割もあり、腹持ちを持続させます。
ダイエットに大きく関わる血糖値。 これの急上昇、急降下によって私たちは脳のコントロールができなくなり、どか食いをしてしまったり、すぐお腹が空いてしまうのです。
お米を朝昼晩しっかり食べる事で、異常な空腹を感じることもなく、お米の甘みで、甘いものが無性に食べたくなることもなくなり安定した食生活を送ることができるのです。 ストレスを感じながら無理なダイエットをするより、よっぽど健康的に痩せられると思いませんか?
栄養不足が、カロリーの高いものを食べたいという欲求を生み出すのです。日本人の身体にはやはりお米のパワーがピッタリ。しっかり食べて、いきいきとした毎日を過ごしましょう。