基礎代謝とは
まず、基礎代謝の量は人によって大きく異なり、この違いは筋肉量によるもの。
筋肉は、エネルギーを燃焼させるいわば焼却炉のようなもので、筋肉量が多い人は焼却場が広いためにゴミである脂肪を燃やす力も当然大きく、同じものを食べても上手にそのエネルギーを消費できてしまうので、筋肉の少ない人に比べて圧倒的に太りにくいのです。 つまり、代謝の善し悪しは筋肉量の違い!
食事制限ではなく運動をして筋肉を程よくつけることが大切
食事制限ではなく運動をして筋肉を程よくつけることが、スムーズに脂肪を燃焼する仕事効率の良い身体を造る、ということがお分かりいただけましたでしょうか?
そこで大切になってくるのが食事。手を付けやすいがために若い女の子などが最初によくやってしまいがちなのが食べる量を減らすこと。これは食事の質以前の問題で、もっての他!
食事量を極端に減らして体がエネルギー不足になると、まず消費されてしまうのが体内にあるタンパク質…つまり筋肉。
ということは、焼却炉である筋肉はどんどん小さく、体内の脂肪は燃やされないままに…。筋肉が小さくなると体重は減少しますが、それと同時に基礎代謝量も激減。数字だけを見て安心し、以前と同じ量の食事に戻すと、基礎代謝量が減った分ゴミである脂肪が燃やされにくく、更に溜め込みやすい体に…これがリバウンドの原理なのです。
筋肉にも栄養が必要です。ご飯はしっかり食べましょう!
基礎代謝が低いとどんなことが起こる?
基礎代謝の高い体とは、摂った栄養素をしっかり利用できる体のことです。
逆に基礎代謝の低い体とは、摂った栄養素を消費しづらい体ともいえます。
基礎代謝が低いと1日の消費カロリーが減ってしまい、太るということです。
さらに、基礎代謝が低下することで、次のような症状につながる恐れもあるのです。
- 肌荒れ
- 冷え性
- 低血圧
- 低体温(平熱が35℃以下)
- 顔色が悪い
- 疲れやすい
- 生理不順
- 便秘
基礎代謝を簡単チェック!
- 平均体温が35℃台
- 冷え性
- 同じ姿勢でいる時間が長い
- 姿勢が悪いと言われる
- 入浴はシャワーで済ませることが多い
- 食べる量は少ないのに太る
- ほとんど運動しない
- 汗をかくことがあまりない
- 便秘がち
- 肩こり、腰痛がある
- 肌荒れしやすい
チェックに当てはまる項目があるという方は、基礎代謝が上がりやすくなる体を目指してみましょう。