目薬依存!?
デスクワークに勉強、ゲーム、パソコンにスマホ…。
今日、目を酷使するもので溢れ返っています。
その影響か日本人の約30%がドライアイで悩んでいるといわれ、
市販の目薬でもドライアイ用を謳ったものが多く見られるようになりました。
その気持ちよさと目の乾きから、頻繁に差すのが癖になることも…。
しかし、いくら楽になるからといって極端なペースで差すのは厳禁。
過度な点眼は目の乾きを増長させることにつながります。
私たちの目は、乾きを防ぐためにムチンという
唾液にも含まれる保湿成分が分泌され、これは涙の中にも含まれていて
乾燥を感じ取るたびに分泌されて補充されています。
しかし、目薬を頻繁に差すことでこのムチンが洗い落とされてしまうのです。
通常の使用範囲なら乾いてもすぐ補充されますが
乾いたからと何度も指し続ければ、
再形成に時間がかかりドライアイの症状が進む悪循環に…。
また、水で洗うのも好ましくありません。
温めたり、目をつぶったりするなど目を休ませる方が効果的で、
それでも乾く場合には、眼科で治療を受けるのが早道。
処方薬にはムチンの分泌を促すタイプのものがいくつかあり
目の保湿成分を補充できるので、従来のものより乾きを長く抑えられるのです。
ただし、目薬を差すのは、一日10回までにしましょう。
まばたきでも、本来なら十分乾燥は防げるのです。