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ストレッチ

人間の身体は本来どこを押しても痛くない?

マッサージや整体でふくらはぎや背中を押されたら痛かったという経験。
ほとんどの方が思い当たるのではないでしょうか?しかし、人間の身体(筋肉)は本来どこを押しても痛くありません。
ではなぜ痛いのでしょうか?
今回は、筋肉を押された時に感じる痛み(圧痛)がなぜ起こるのかについて詳しく説明させていただきます。

1.圧痛がある部位は体が歪んでいる

筋肉を押したときに痛み(圧痛)がある部位は骨格の歪みがある可能性が高いです。
本来あるべき骨の位置関係が崩れると、骨に付着している筋肉は伸ばされるか、縮んでしまいます。
伸ばされている筋肉、縮んでしまっている筋肉を押すと痛みが出るのです。

理想の身体というのは、どこを押しても痛くない身体です。

2.本来あるべき骨の位置とは?

本来あるべき骨の位置、それは「解剖学的肢位」です。
「解剖学的肢位」とは、正面を見て直立している状態で顔は正面、
足は平行、腕を自然におろし、手のひらは前に向けた状態の姿勢を言います。
この姿勢が人間の本来のあるべき姿勢です。
しかし、ほとんどの人がこの「解剖学的肢位」から離れた姿勢になってしまっています。
だからマッサージで押されたときに痛いのです。

そして、この姿勢は筋肉への負担が少ないので、肩こりや腰痛などの不調も起きにくいです。
また、骨の位置がニュートラルになるため、運動にも適しています。

 

3.どうして「解剖学的肢位」から離れるのか?

どうしても人々の身体は、「解剖学的肢位」と言われる正しい姿勢から崩れていってしまいます。
それは普段の生活に原因があります。
座りっぱなしで立ったり歩いたりすることが少なかったり、スマホや資料などを手元で見る時間が長かったりすると、
その普段の行動にとって楽である姿勢へと変化していきます。
具体的には、猫背になったり、ストレートネックになったり、背骨が歪んだりなどです。
そうすると、本来あるべき姿勢ではないので身体は悲鳴をあげ、不調として肩こりや腰痛などが現れてしまいます。

4.普段の生活で気をつけるべきこと

正しい姿勢をキープさせるために日常生活で重要なことをいくつか説明していきます。

・適度な運動をする

やはり「運動」が一番重要です。
人間の身体は、運動をするために最適な姿勢で出来上がったものだと考えています。
その人間が運動しないということは、身体はどんどん退化していくことにつながります。
我々の身体はデスクワークや車通勤、デリバリーでの食事のような「運動をしない生活」には適応できていないと言われています。
これらのことを考えると、やはり「運動」することが正しい姿勢をキープすることにとって一番重要です。

・普段の姿勢を変える

普段の姿勢を見直してみましょう。
日頃から「解剖学的肢位」に近い姿勢を取れていれば、身体は歪みにくいです。
デスクワーク時、パソコンのデスクトップの位置が低いと頭は下を向き、「解剖学的肢位」とは離れてしまいます。
デスクトップや机の高さを変えたり、椅子の高さを調整して出来るだけ正面を向けるようにするだけでも変わります。
何気なくとっている普段の姿勢を見直してみることも正しい姿勢をキープする第一歩です。

・バランスの良い食事と十分な睡眠をとる

食事と睡眠は身体にとって本当に大切です。
筋肉が骨を支えていますが、その筋肉に必要な栄養が不足してしまうと姿勢を保持する力も弱まります。
また、睡眠不足によって身体が休まらなくても疲労によって同じように姿勢を保持できなくなります。
バランスの良い食事と十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

まとめ

動きやすい身体、不調の起きない身体づくりには、「解剖学的肢位」に近づける必要があります。
そのためにやるべきことは、適度な運動や睡眠、バランスの良い食事をとることなどです。

特に重要なのは、運動すること。

BASE forでは個々の姿勢や動作の癖に合わせたトレーニングやストレッチを行います。
ぜひ、私たちと一緒に理想の身体づくりをしていきましょう。

 

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