一般演題[ 教育・マネジメント ]
O-105
学生の医療安全の意識調査を行って
竹内 陸、小村 拓己、勝部 竜矢、茂 智久
学校法人 大阪滋慶学園 出雲医療看護専門学校
【目的】
医療を目指す学生の医療安全・医療機器への意識・関心の把握,また臨床工学技士を目指す学生の医療機器への安全な取り扱いの説明を行うことで医療安全への意識向上と専門職としての自覚を持てるようにすることを目的とする.
【対象・方法】
1) 対象
本専門学校の看護学科(Ns)・理学療法士学科(PT)・臨床工学技士学科(CE)・言語聴覚士学科(ST)の全学年.
2) 方法
医療安全に対する意識調査を事前に行い,学科別にて比較を行う.学生間にて小規模の説明会を行い説明後,再度アンケートを行い意識の変化についての動向と今後の課題を検討する.
【結果】
事前調査ではCEの学生の医療安全に対する意識は高いことがわかった.CE1年生に関しては他学科1年生より高いことがわかった.またどの学科も学年が上がることで意識が上がっていることが示された.学科によって医療安全に対する内容の差異はあるも一定の意識があることがわかった.医療機器に対する苦手意識はCE以外高い傾向にあった.学生間の説明会終了後に行ったアンケートでは概ね医療機器に対する意識や関心がみられた.
【考察】
臨床工学技士学科では医療機器などの医療安全の認識が高いことが示されたが,看護学科や理学療法士学科などは転倒などの面での意識が高いことより目指す職域によって医療安全の分類も異なっていることもわかった.NsやPTなどは臨床実習にて関心を持つことが考えられ,説明会での内容などの検討も必要と感じられた.1年生などは入学前からの在校生とのかかわりなどが関係することもわかってきた.
【まとめと今後の展望】
今回,学生の医療安全への意識調査を行った.事前アンケート,説明会,事後アンケートにおいて学生の医療機器に対する意識付けの一助となった.職域によって関心事項が異なることから,説明会の内容の検討を行う必要があり今後の課題としたい.学生の間や各学科での連携を深め医療機器などに対しての苦手意識の低減を促すように取り組んでいきたい.
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