一般演題[ 業務・取り組み ]

O-102
ツアー型オープンホスピタルでの臨床工学技士紹介

南城 香菜美、半田 雅恵、藤原 一樹、秋本 恵理子、安部 貴人、髙野 岳
鳥取県立中央病院 臨床工学室

【目的】
 当院では2012年から「参加者の進路決定の一助とすること」「当院の医療について理解を深めていただくこと」を目的に高校生向けツアー型オープンホスピタルを企画・運営している.今年度の臨床工学技士広報活動を報告する.

【方法】
 対象は事前申し込みのあった県内高校生180名.全9ブース(臨床工学室・リハビリテーション室・放射線室・検査室・薬剤部・DMAT・手術室・看護・新病院建設)を巡る.1ブースの持ち時間は12分,移動時間3分で実施した.臨床工学技士ブースはスタッフ5名で,業務紹介・NPPV体験・血液浄化の仕組みを紹介した.ツアー終了後にアンケートを行った.

【結果】
 アンケート回収率は97%.臨床工学技士ブースは,よかったと思われる体験場所(48%),興味が深まったあるいは新たに興味がわいた職種(53%).感想・意見では「看護師を目指していたが臨床工学技士にも関心ができた」などの好印象の意見があった.

【考察】
 看護師を目指している高校生が多い中,全ブースに全員参加することで,臨床工学技士への進路選択決定の一助になったと考えられた.また興味が深まった要因は,短時間の持ち時間を工夫し,参加者全員に体験してもらいわかりやすく紹介ができたと推測する.これらの活動は効率の良い臨床工学技士の有効な広報手段である.

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