ワークショップ 2
若手委員会企画
これからどうする?~今の若手CEが出来ること
若手委員会企画
これからどうする?~今の若手CEが出来ること
島根県Y・ボード担当が思うこれからの臨床工学技士とは?
福島 成文
一般社団法人島根県臨床工学技士会 島根県Y・ボード担当
当県がおこなっているY・ボードの活動として,若手CE同士の交流や育成,CEの認知度アップがあげられる.具体的な活動内容としては,昨年度から教育担当と協力し,一般市民を対象にした「臨床工学技士体験イベント」を実施している.これは医療系国家資格の中でも認知度が低い臨床工学技士の仕事内容を知ってもらい興味を持ってもらおうという趣旨で取り組んでいる.イベントには小学生から大人まで幅広い年齢層の参加者があり,臨床工学技士の認知度アップが期待される.また,Y・ボードの企画として,社会人として働くうえでの一般常識,ビジネスマナー講座を中心に学術とは異なった視点でのセミナーを開催し,若手CEのレベルアップを図っている.最近はインターネット,SNS等が普及し,直接顔を合わせて情報交換をする機会が少なくなっているように感じる.若手CEが気軽に顔を合わせて情報交換ができるような親睦会を開催し,各施設間の繋がりを深めてもらっている.ここ数年では5年未満の若手CEが積極的に参加する傾向にある.今後は隣県とも協力し,合同でおこなうイベントも企画していきたいと考えている.
過疎化が進んでいる当県では,少数のCEで業務をおこなっている施設が少なくない.そのような施設においてもCEの業務は多岐にわたっており,各専門分野を幅広くカバーできるCEの存在が重要となる.一方で,臨床現場のニーズとしては,日進月歩の医療に対応できるような専門性の高い知識と技術をもつスペシャリストが必要とされている.今後,各専門分野での業務拡大も視野に入れると,常に新しい知識や技術を習得し,業務を確立していくことが不可欠である.また,患者や他の医療スタッフと連携し,医療チームの一員として活躍するには,マネージメント能力,コミュニケーション能力が必要とされるため,このような視点から技士会活動を進めていけたら良いと考えている.
今回のワークショップを通じて,これから活躍する若手CEに必要なことや目指す将来像について,今後の技士会活動の方向性について意見交換したいと思っている.
© 2018 第8回中四国臨床工学会. All Rights Reserved.
Produced by オンライン演題登録システム・査読システム|演題登録.com|
Produced by オンライン演題登録システム・査読システム|演題登録.com|