ワークショップ 2
若手委員会企画
これからどうする?~今の若手CEが出来ること

岡山県Y・ボード担当が思うこれからの臨床工学技士とは?

佐々木 新(1)、横田 真也(2)、小川 真由子(2)、植田 友希(2)
草地 将稔(2)、山田 健留(2)、田中 昭彦(2)
  1. 一般社団法人 岡山県臨床工学技士会 岡山県Y・ボード担当
  2. 一般社団法人 岡山県臨床工学技士会 Y-CUP委員会

 一般社団法人岡山県臨床工学技士会には,若手技士が主体のYoung Challenge Up委員会(以下,Y-CUP)がある.Y-CUPは若手を中心に様々な取り組みを行い,それによる個人のレベルアップ及び技士会の活性化を目的に活動している.  主な活動として,『Y-CUPミーティング』と題した若手が企画・構成・運営を行うセミナーと,一般市民へ向けたCEの普及啓発活動の一つである『病院ごっこ』がある.
 Y-CUPミーティングは,学術分野などにとらわれず若手が興味のあること,知りたいことをテーマに企画してきた.過去には,各施設やメーカーで働く技士の業務紹介や,若手・中堅・ベテランといった各世代が描く将来像などをテーマにした他,社会人マナーとしてノンテクニカルスキルや接遇に関すること,時と場合に応じたスーツの着こなし方など,若手に役立つテーマを取り上げた.その他,時事問題として災害対応や防災,ボランティア活動について企画した. 
 病院ごっこは,第3回中四国臨床工学会で開催して以降,毎年,夏休みの時期に合わせ行っている.毎回,会場内に手術室や透析室,呼吸治療など医療機器が体験できるブースを設け,子どもたちがCEの仕事を楽しみながら体験できるよう企画・運営してきた.中には,子どもよりも付き添いの保護者の方が積極的で,進路や就職先などの質問を頂くことがあり,昨年からは進路相談ブースを養成校の協力のもと設置し対応している.
 その他,他委員会主催のもと開催される宿泊セミナーや運動会などのレクリエーション実施の際は,積極的に関わるよう努めてきた.  10年前からY-CUPの活動が始まり,それによって若手の横のつながりや縦の関係が持てるようになった.これら交流の必要性として,CEは他の医療職種に比べ若年層の割合が高く,未来を見据えた場合に若手の団結が必要不可欠であると考える.CEの業務を見ると,チーム医療推進や機器の高度化など,医療を取り巻く環境により変わってきており,今まで以上に個ではなく組織の力で柔軟に適応していく必要があると考える.
 今回,これまでのY-CUPの活動を振り返ると共にそこから得られた成果を考察し,今後のCEの展開について,技士会活動とCE業務の二つの視点から述べたい.

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